Tournament article

つるやオープンゴルフトーナメント 2003

『初優勝は時の運』シード4年目の兼本貴司は単独2位

この日「ピンチらしいピンチ」は、12番(パー4)だけ。しかしそれもパーでしのいだ。
右林からの第2打をバンカーに打ち込みながら、ピン4メートルに寄せパーパットを入れた。4バーディノーボギーでまとめ、2日連続の67をマーク。着実にスコアを伸ばして単独2位浮上だ。
シード4年目の今年は、オフの成果がもっとも実感できる。初シード入りと同時に契約を結んだ井上透コーチにも、「この感じで、いきましょうよ」と太鼓判を押されている。
フィニッシュが「タイガー・ウッズに似ている」とよく人から言われるドライバーショットにも、磨きがかかってきた。
アイアンも、以前は振り幅で距離感を調節するショットがとても苦手だったが、今では、しっかりとコントロールできるようになってきた。
残る課題は、「試合の時に、思い切って振り切っていけるかどうか」という点と、「プレッシャーがかかっても、リズム良く振っていけるか」の2点だ。「それができれば、かなり良いところまでいけると思う。・・・今年は、自分に期待しているんですよ」
初優勝は「時の運」としながらも、折り返しの好位置にちょっぴり色気も出てきた。

関連記事