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ダイヤモンドカップゴルフ 2012

兼本貴司は「スーパースターは言うことが同じ」

2009年のチャンピオンが、大御所2人の言葉でよみがえった。開幕からこれまで5戦は、予選落ちなしにも、20位から50位の間をさまよい歩いていた。

「乱暴者のゴルフなので」。
ツアーきっての飛ばし屋は、飛距離にまかせて「ピンの根っこしか見ていない」。
そのせいで、「自分で自分にプレッシャーをかけすぎてしまう」と、アイアンショットも安定しないし、「最近はずっとヒール気味にしか当たらない」。

不振脱却をクラブに求めてみたり、スイングをいじったりもしてみたが、結局薬になったのは、大先輩からのアドバイスだった。

先週はまず青木功だ。とおとうみ浜松オープンの会場で、言われた。「飛ばすだけが能じゃない。もうちょっと頭を使え」。そして今週は、まさにこの日。スタート前に、練習場行きのバスで乗り合わせたジャンボ尾崎が「イージーに狙うんじゃなく、少し頭を使ってゴルフをしてみろ」。

言葉は違えど、「スーパースターは言うこと一緒」と、感動した。
「さっそく今日は、手前のエッジを意識してプレーしたのが良い結果に」と、67のゴルフはしかもボギーなしのラウンドに、感謝しきりだった。

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