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サントリーオープンゴルフトーナメント 2003

バック9で盛り返してイーブンパー23位タイのフィル・ミケルソンと、同組でラウンドしたジャンボ尾崎とディフェンディングチャンピオン・片山晋呉のコメント

「飛距離は関係ないよ」「もう少し飛ばさなきゃ!」「米ツアーでは、中の下です」
イーブンパー23位タイのフィル・ミケルソンのはなし「今日も非常に暑かっ たね、でも僕はど 寒いよりは暑いほうがいいかな。
ラフが深くコースはやっぱり難しかったです。前半のインコースはスコアメイクに苦 労しました。けれ ど後半はまあまあのプレーができたかな、と思います。
飛距離に関しては、僕のほうがジャンボさん、片山さんよりも確かに飛んでいたと思 うけれど、スコア は彼らのほうが上だったので、飛距離は関係ないよね。

まだ今年は米ツアーで勝っていないことだし、日本でもまだ勝ち星がないので、今週 は狙ってますよ」
ジャンボ尾崎は2アンダー、8位タイ「これだけラフが深いと、ティショット でフェアウェーを 外したら、そう簡単にうまくいくわけない。それでも今日はしのいだほう。まあまあ だね。序盤はフェ アウェーをキープできていたし、ティショットがフェアウェーさえ行けば、それほど 苦じゃないから。
しかし今日はミケルソンの球を間近で見て、俺ももう少し飛ばさないと、と改めて 思ったよ。今後の課 題だね」ディフェンディングチャンピオン・片山晋呉は1アンダー、13位タイ「今日は パーオン7回しか していない。
ラフにしか行かないんだもん。

このセッティングなら、本当は76とか77 とか平気でいっち ゃいそうな今日の内容。でも、ギャラリーがたくさんついてくれていたし、魅せなく ちゃいけない、と いうプライドと、『こういうダメな日こそ、精神力で乗り切る』という今までの経験 があったから、今 日は1アンダーで乗り切れたのだと思う。今日の1アンダーは、5アンダーくらいで 回ったくらいの感覚 ですね。

ラフの深さは、今年の全米プロのほうが厳しかった。今年は予選落ちだったけど、土 日コースに残って 、アプローチの練習をたくさんしてきました。それが今日につながったかも。本当に チャンスにきたと き、それをしっかりと生かすゴルフが今日はできたから。このセッティングに『曲げたくない』という気持ちが先に来て、スタート前の練習場 でスウィングスピ ードがすっかり失われていた。最後の2ホールでは、そういうのを乗り切って、なん とか連続バーディ が取れた。ホールアウト後の練習場で、改めてスウィングリズムを取り戻す練習をし てきたよ。パット の調子はいいから、あとはショットが5ヤードほど中に入ってくれればスコアも良く なってくるはずで す。

ミケルソンはほんとうに飛ばすけど、世界ランク上位の選手はあれが普通。ラウンド 中、ジャンボさん が『ミケルソンは、米ツアーでも飛ぶほうなのか』と聞いてきた。僕は『いや、中の 上くらいですよ』 ってこたえました。そしたら、『もっとすごいのがいるのか!?』ってすごく驚いて ました。そのあと 、『じゃあ、おまえが米ツアーに出たら、そりゃあ大変なんだろうなあ・・・』だって !!(笑)」

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