Tournament article
パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025
勝俣陵がプロ9年目のツアー初優勝を飾る
勝俣陵(かつまた・りょう)が、プロ9年目のツアー初優勝を達成した。
3打差の首位から出て、1差の通算20アンダーで逃げ切った。
スタートの1番から連続バーディを記録し、序盤に5打差の余裕を作った。
前半3差をつけてターンし、11番のボギーで一度1差に迫られたが、ラフからチャンスにつけた12番ですぐに取り返すと、14番で花道からの2打目をカップイン。
パー4のイーグルで再び3打差つけた。
甲子園を目指して野球に打ち込んだが、両ひざの怪我などで、中2で断念した。
お父さんの勧めでゴルフに転向し、プロを目指して地元の強豪、埼玉栄高校に進むと、すぐに才能が開花した。
日大3年時にはプロに交じって「埼玉オープン」で勝つなど、学生時からよく飛ばし、実力は十二分だったが2017年の転向直後はしばらく出場機会に恵まれず、初シードは6年目の22年。
大学先輩のレジェンド、片山晋呉に師事するなど、実直に努力を重ねてシード4季目にこぎつけたツアー初Vだった。
終盤の試練も乗り切った。
15番、16番共に3パットの連続ボギー。再び1差に詰まったが、勝負の18番でラフからの2打目を刻んで、丁寧に3オン2パット。
パーセーブで悲願をつかんだ。















