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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

勝俣陵 浜谷キャディと昨年4位のリベンジだ

勝俣陵(かつまた・りょう)は、8バーディ(1ボギー)の「64」で、今季の自己ベストを出したが、むしろ評価したのは、「きょう5、6回はあった」という、きわどいパーセーブ。



「下りのラインをオーバーする場面がけっこうあって。気持ち悪い2メートルくらいの距離が残ったのをしっかり決められた」と、安堵のほうが強かった。

シード4季目を戦う今季、「調子はそんなに悪くない。けど、それがスコアにつながらない。悪くないのにスコアが出ない」。
序盤はむしゃくしゃすることも多かったが、9月の韓国開催「Shinhan Donghae Open」の7位で、ようやく今季初のトップ10入りを果たせた。

「コーチと話し合い、もう1回基礎から練習して、いろいろ警戒しながらやったのが、きょうつながったのかな。一番はパットが決まったこと。それが好スコアになった」と、今季も残り7戦で、ようやく手ごたえが出てきた。

この日は、終盤ホールで小雨に降られたが、いつものつば広ハットが傘代わりになり、濡れずに済んだ。
2年前に、夏の日よけ対策に、とメーカーさんのおすすめでかぶり始めた当初は、実はあまり評判はよくなかったそうだ。
「それでもかぶり続けていたら、トレードマークみたいになって、たまにキャップでプレーしたら、ボランティアさんとかに『かぶらないの?』と」。
今ではすっかり必需品だ。

昨年の本大会では2日目に、自身初の首位を体験。結果4位タイで、年末の賞金ランクも自己ベストの45位を記録した。
「去年と会場は違いますけど、イメージはいい」と、昨年大会で担いでくれた浜谷キャディと再タッグ。
「去年のリベンジがしたいな、と…」。
初日の好発進に、2人の思いもおのずと高まる。

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