Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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三井住友VISA太平洋マスターズ 2025
小平智はPGAツアー再挑戦とハワイ旅行がモチベーション
小平智(こだいら・さとし)が1差の2位タイに浮上した。

2017年以来の大会2勝目がかかるが、前回はコースが全面改修される前。
当時、監修に携わった松山英樹の提案で、6番と11番がパー5から、パー4に変わるなど、難易度は格段に増し、「ぜんぜん変わっちゃったので。前のイメージはまったくない。全然沸かないです」と、再構築しながらのプレー。
「昨日の6番も左ラフに入ったので、すぐに刻んで無理はしない。無理やり狙ってダボにするよりパーを獲れる位置にちゃんとつけれる距離を残して」と、前回優勝時のマネジメントも改修中だ。
「コンディション的に1日5アンダーを目標に、2日間で10アンダーくらいはいきたかったな、というのがあるので。それが3つ足らない」と、通算7アンダーでの決勝進出に満足はいっていない。
「残り2日で20アンダー」と、改めて目標を掲げる。
現在賞金ランキングは7位。
8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」に続く今季2勝目なら、賞金王の可能性も見えるがいま小平の視界にあるのは、来月に控えたPGAツアーの予選会のことだけ。
「とりあえず僕はそこで(来季資格がある)5位以内に入ることを意識してやってるので。そこまでにどう調整し、いかにいい成績を残して自信つけるか」。
今夏、アメリカで一緒に過ごした際に、「必ずまた戻ってくる」と約束した松山も出場する次週の「ダンロップフェニックス」を自身の最終戦と心に決め、着々と渡米準備を始めている。
2018年に「RBCヘリテージ」で1勝を挙げる前から挑戦を続けてきたPGAツアーは「基本、チャンスがあれば何度でも挑戦したい」と、その信念は今も変わらない。
今年は、例年以上に多くの若手が、同様にPGAツアーへの挑戦を目標に掲げており、ラウンドを共にすれば必ずその話題となり、小平に質問をしてくれる。
「嬉しいことですね。日本ツアーもいいところはあるけど、世界に出たらまたゴルフも変わる。曲げないよう曲げないように、っていうよりは、アメリカのコースでダイナミックにゴルフした方が向いているのかな、と思う子もいっぱいいるので」と聞かれれば、喜んで何でも答える。
先週は、米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」で、米転戦時に拠点を同じにする畑岡奈紗さんが、復活優勝を飾った。
「アメリカの家が近所で、ホームコースも一緒。よく一緒に練習するし、一番一緒に回ってる選手なんじゃないか。苦しいのも見て来たしめちゃくちゃ嬉しかった」。
すぐ「おめでとう」と、連絡すると「あと2勝ですね」と、返ってきた。
今季、同じウェアメーカー「アドミラル」の選手で年間5勝を飾ったら、ボーナスとしてハワイ旅行が贈られるという。
小平と畑岡さんと、10月の「日本女子オープン」を制した堀琴音さんとで現在3勝中。
「頑張ろうね」と小平も即、畑岡さんに返事をしたそうだ。
本大会と合わせて自身の残り2戦、がぜん盛り上がってきた。















