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日本オープンゴルフ選手権 2023

蟬川泰果が大会史上初のアマ⇒プロ連覇へ「緊張しながら勝てる選手に」

昨年覇者は、昨年会場で気配を掴んで今年の舞台に入る。


昨年は三甲での偉業でした


「日本オープン」で史上初のアマ2勝を達成している蟬川泰果(せみかわ・たいが)は、昨年会場の三甲ゴルフ倶楽部(兵庫県三木市)で行われた先週の「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」で、まずは“コース連覇”に挑戦。


初日は「72」の54位タイと出遅れたが堪えて決勝進出し、最終日に自己初&週間ベストの「67」で上昇。

12位タイまで順位を上げた。

その日は後半5番から4連続バーディも記録するなど「パットのイメージは凄い出ていました。もうちょっと早くから行けてたら良かったですが・・・」。

その分、ショットは「逆に良くなかった」と、最後9番は“OBバーディ”。
「スプーンで右に出し過ぎたのもありますけど、自分が思っている以上に飛んでいたので。ジャッジミスです」と、翌週へのヒントと課題もしっかり掴んだ。


前月の「パナソニックオープン」で、同学年の中島啓太(なかじま・けいた)に続く史上6人目のアマVを達成して乗り込んだ昨年は、「優勝しても賞金がなくて、名誉だけ。失敗しても失うものはない。あのときより緊張しなかった試合ってないな・・・」というのが、プロ転向してまもなく丸1年の心境だ。


生活をかけて戦う緊張は昨年とは段違い。
だからこそ描くのは、それを乗り越えた先に待つ真の栄光だ。


昨年のマスターズを初制覇した米のスコッティ・シェフラーは、最終日の前夜、吐くほどのプレッシャーの中で過ごしたといわれている。

「それほどの緊張の中で勝てる選手こそ、どこにいっても勝てる。自分も緊張しながら勝てる選手になりたいです」と、奮い立つ。


今年の会場の茨木カンツリー倶楽部は今年に入ってすでに5回もラウンドしているが、「アンダーパーは1回しか出ていない。これはめちゃくちゃムズいぞ、と」。

でもそれだからこそ、予測不能のドラマは起きる。
「去年の練習ラウンドでは僕、ハーフ46打ったんです。今年もコースにビビってますが、何が起きるか分からない。優勝できたら一気に差が縮まる」。


優勝賞金は4200万円。
現在賞金4位の蟬川と、1位の金谷拓実(かなや・たくみ)との差額は3346万1251円。

過去に大会連覇は5人(7回)いる。
でも、アマ⇒プロ連覇を達成した“オープン覇者”など前代未聞だ。


新たなタイガ伝説創生へ。
史上初の偉業で、賞金レースも一気に盛り上げる。


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