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日本プロゴルフ選手権大会 2021

戦勝祈願も忘れずに! 木下稜介が初日光で挑む3連勝

譲りませんよ!
プロアマ戦のホールインワンで、師匠の谷口徹が大会V4宣言した。「今度は僕の番」といった根拠はこうだ。

6月の第1週に、木下稜介がツアー初優勝を飾ると、その翌週に、谷口がシニアツアーで2勝目を飾り、さらにその2週後にあたる先週は、再び木下が勝って2連勝を達成。

同じ奈良県出身の”師匠”と”弟子”で交互に優勝を重ねてきたこの1カ月。
確かに、順番で言えば次は谷口になるかもしれないが、「いや…僕でしょう」と、木下。

譲るつもりはない。

「本当に強い選手はずっと勝ち続ける。勝った翌週に予選落ちなんかするな。ここからが大事」とは練習日の火曜日に、顔を合わした際に、谷口自身が木下に言ったことだ。

「谷口さんにそう言っていただいて、満足したらあかん。気を引き締めていこう、と」。
今週も勝てば、ツアー初優勝からの3連勝は史上初。

「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」から数えたら、日本タイトル連勝の偉業もかかる。

「今週もメジャー大会ですので気合も入る。調子もいいですし、狙っていきたい」。

火曜日から9ホールずつ練習ラウンドを重ねて、開幕前日のこの日は、プロアマ戦で18ホールを回って「コースはチェックできた」。

初めて回る日光カンツリー倶楽部は難コースでこそ奥嶋コーチと練習を重ねてきたフェードボールが役立ちそうだ。

「パー5のホールも全部、届きそう。その中でどれくらい自分で出来るか、自分自身とても楽しみ」。

来月には、いよいよ「全英オープン」は控える。
さらにその後はそのままアメリカに渡り、8月のWGC「フェデックス・セントジュード招待」に挑む。

今週は月曜から練習や、トレーニングで忙しくて「今日が、一番お詣りできるチャンス」。
コース近くの東照宮にはまだ伺ったことがない。
「初めてのお詣りです。3連勝はもちろんですが、海外の試合のお願いを…」。
戦勝祈願も忘れずに!

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