記事

パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

木下稜介「僕も憲聖みたいに」目標は昨年覇者の大学後輩

右のバンカーからチャンスにつけながら、3パットのボギーに終わった最後9番には落胆したが、通算スコアの8アンダーは、首位とは4打差。
「まだまだチャンスはありますね」。

木下稜介(きのした・りょうすけ)には決勝ラウンドに向けて、いっそう気合が入る理由がある。




開催コースの泉ヶ丘カントリークラブは、母校・大阪学院大学の提携コースでもあり、学生時代から慣れ親しんだ庭。

そんなご縁もあり、予選2日間の組合せには主催者の期待も感じた。

大学同期の大堀裕次郎(おおほり・ゆうじろう)と、同・後輩の下家秀琉(しもけ・すぐる)は、それぞれ帯同するキャディさんもみなOBで、「6人とも大院大(だいいんだい=大阪学院大の略)なんです」。



ピリッとした空気ながらも和やかな予選ラウンドを、組最上位で突破。

大会では、学生ゴルフを統括する「関西学生ゴルフ連盟」と連携し、顕著な学生に出場権を付与しており、その資格で大阪学院大学の@上田翔太さんがプロの試合に挑戦した。

「僕らの時代はほとんどツアーに出られる機会がなかったので羨ましいですし、とてもいい経験になりますね」とOBとして、大会の取り組みに感謝しながら、しっかりと先輩の貫禄を見せている。

昨年大会で、9月の“月間3勝(年間4勝、通算7勝)”を挙げた大学後輩の平田憲聖(ひらた・けんせい)はいま、米二部コーンフェリーツアーで、来季の出場権を争っている。

「みんなが憲聖(けんせい)みたいに“俺も俺も”と思っている。もちろん僕も」と、木下もPGAツアーの挑戦をにらんでいる。

「そのためにもここで一発行かないと」。
昨年5月の「ミズノオープン」以来の通算4勝目に向け、気持ちを入れなおした。



関連記事