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ISPS HANDA Japan-Australasia Championship 2026
木下、細野、藤本がにらむ、それぞれの4打差逆転劇
最終日を前に、JGTO選手が楽しみな位置につけている。
首位スコアの通算13アンダーに対して、岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)とフィリピンのジャスティン・デロスサントスが、3打差4位。
⛳最新スコア
さらに木下稜介(きのした・りょうすけ)と、細野勇策(ほその・ゆうさく)と、藤本佳則(ふじもと・よしのり)が4打差の14位。
4位グループに10人もひしめくため順位は下がるが、最終日の残り1日で十分に詰められる打数だ。
木下は、ニュージーランドに来る直前まで沖縄でみっちり打ち込んできた。

「今の若い子はみんな飛ぶ」。
34歳も、まけじと飛距離を求めて去年からドラコンプロの山崎泰宏さんに師事。
「8、9割の力でも5ヤードは飛ばせるようになりました」。
先週のJGTO提携戦「ニュージーランドオープン presented by Millbrook Resort」でも4年連続5度目の出場にして「前は越せなかったバンカーが、越せるようになった」と、成果を実感していた。
持ち味のアイアンショットのキレも良く、この日は14番のパー3でべたピンバーディも出た。
JGTOでは今年からレギュラーツアーでもポイントランキング制度が導入され、本大会が初の加算大会となる。
「今年も一番をとることを目標にしています」と、木下。史上初の年間王者に向けて、猛ダッシュする。
木下と共に首位との4打差を追う細野は日本ツアーでいまもっとも初Vに近いと言われている一人だ。

昨年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も惜しかった。
「優勝争いは毎回楽しみにやっているんですが、なかなかうまくいかない」。
小木曽喬(おぎそ・たかし)に2打差で敗れたが、自己ベストの2位で自信を深めることができたのは確かだ。
共同主管のPGA of Australia(豪州ツアー)では左利きの選手は珍しくない。
最終日を前に通算13アンダーで、単独トップに立ったライアン・ピークも左で握り、昨年のナショナル大会「ニュージーランドオープン」では感動の優勝も飾っているが、日本ツアーのレフティVは、1991年の羽川豊氏までさかのぼる。
23歳のレフティ・細野の大逆転Vが待たれる。
藤本も木下、細野と共に、4打差の14位で踏みとどまった。

最後18番のバーディで突き出した右腕に、かつての自信が漂った。
この日は1日5アンダーで首位に躍り出たピークの隣でプレーしながら2アンダーの「70」で粘った。
2012年にデビューして、その年の「日本ゴルフツアー選手権」で初優勝を飾るなど、2勝を挙げたが、2020年に度重なるケガで陥落していた。
昨年8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で3位発進するなど復活の兆しを見せ、ACNツアー(チャレンジトーナメント)でポイントランク18位につけ出場権を取り戻していた。
ISPSの所属選手が完全復活にむけて、今季初戦のホスト試合でまたさらに前進する。
「いいゴルフをすれば、面白い展開になるかもしれない。頑張ります」。
実に13年ぶりの通算3勝目を視界にとらえた。













