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関西オープンゴルフ選手権競技 2021

1日3度のチップイン。石坂友宏が「65」で首位

夢と目標だらけの毎日です©JGTOimages
新人の学生プロが、1日3度のチップインに若さと勢いをアピールした。
3番と13番で、外から15ヤードの2打目を直接入れた。
10番のイーグルは、手前から20ヤードがカップに消えた。

日本ウェルネススポーツ大4年の石坂友宏が、「65」で初日を終えた。

「いかにピンに絡めていくか。パーオン率をいかに上げていくかが、今年の目標。今日はたまたま上位で上がれましたけど、もっと上に行くには足りない」。
この日は44.44%で全体の130位に、今後の課題は残るが、弱点を埋め合わすに足りる勢いが、今の石坂にはある。

「ショートゲームはもともと好きで、アプローチパターに救われている」。
高校時代の試合で「15パット」を記録したこともあるといい、「当時の先生から、JGAなら世界記録になったんじゃないか、と。それに近いゴルフが今日はできた」と、池村寛世(いけむら・ともよ)と座席を分け合い初日の首位タイ獲りを成功させた。

自身は8位タイに終わった先週の2021開幕戦「東建ホームメイトカップ」。
金谷拓実がアマの中島啓太さんを1差で退け、シーズン2勝目を飾った。
「僕もあの場にいたかった」と、悔しかった。
「最終日のあの風の中でさすが」と、1つ先輩に羨望しながら「それだけじゃ、自分が上に行けない」と、憧れるばかりの現状を自戒。

昨年11月のダンロップフェニックスで金谷と共に、史上初の学生プロ対決を演じてプレーオフ負けを喫した。
「もう1回、金谷さんと戦いたい。次は、自分もやれると思っています」と、自分を鼓舞する。

「最終日の優勝スコアは20アンダー」と大きくぶち上げ、初日はノルマクリアの6アンダー。
しっかりと、初Vへの道筋をつけた。

「いま頭の中にあるのは初優勝や賞金王と、世界ランキングの上昇。来年のマスターズに出たいので。難しいかもしれないけれど、狙っていきます」。
21歳の脳裏は、どデカい夢でパンパンだ。

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