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中日クラウンズ 2019

全米プロまで国内2戦。今平周吾は「優勝できるように頑張る」

賞金王の飛距離を求める取り組みは、今週の難コースでも続いている。
国内男子ゴルフの第2戦「中日クラウンズ」が行われている名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースは今平周吾にとって「得意なコース」だ。

「去年も、一昨年も2日目までトップでした」。
優勝には届いていないが昨年は6位タイ、一昨年は5位タイと2年続けて好成績をおさめている。

″和合″はティショットの落としどころが狭く、打ち上げになったグリーンは面積が小さい上に、固くて速いが「ティショットが良いところに打っていけるというのがよい」。
今までは、得意の1Wを器用に操り、どちらかと置きに行くコントロールショットで、フェアウェイキープに徹してきたが、4月に初のマスターズを経験してきたばかりの今年は攻め方を変えている。

「世界で戦うにはやっぱり飛距離が必要」と、狭いコースも振りちぎる。
「なおかつ、曲がらないような打ち方を」と結果度外視でも、前日4日の大会2日目はスタートの1番から4連続バーディで一気に、首位と1打差の3位タイに上昇するなど、しっかりスコアもついてきつつある。

いよいよ大会は決勝ラウンドに突入して、3日目のこの日は1番のパー4で左の林越えの豪打で魅せた。
グリーンの手前ラフまで運ぶティショットで、そこから楽々寄せてバーディ発進した。

2週後には、マスターズに続く海外メジャー第2戦「全米プロ(5月16-19日、NY・ベスページ・ブラックC)」。
「それまでに、あと2試合で優勝できるように頑張りたいです」。
悲願の国内ツアー3勝目の向こうに、次の大舞台を見据えている。

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