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東建ホームメイトカップ 2019

賞金王が新たなステップ。今平周吾が目指しているもの

マスターズから帰ったばかりの賞金王は今季国内開幕戦で18位タイにつけた。
 1番ティから出ていくV争いとは裏側のインコースから出て、6バーディ1ボギーの66で回って通算7アンダーで国内初戦を終えた。
 帰ってすぐ、持ち帰ったばかりの課題に取り組んだ4日間。「正確性だけでも行けるのかなと思ったのですが。やっぱり向こうは飛距離がないと」。
オーガスタで痛感したことだ。

「できれば1年で15ヤードは伸ばしたい」。
 時差ぼけの覚めない体で試合後も毎日、トレーニングでパワーアップに励み、飛距離が出るスイングやクラブ選びを模索。
 身長165センチの体でいかに飛ばすか。「海外では球の高さも必要。初日から3日目までは、かなり振っていった」。ミスを恐れずドライバーを振りぬきそのため国内開幕戦でのV争いからは遠のいたが「日本でも試していかないと、海外でも使えない」。最終日にはまた新たな1Wを投入して試行錯誤を重ねた。

 男子ツアーは1週空いて、次は中日クラウンズ(愛知県・名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース、5月2日〜5日)。
5月の全米プロまで国内2戦で次の戦略を急ピッチで練る。
「今のままだと、アメリカで活躍できない」。
 予選落ちを喫した初めてのオーガスタで意識改革。賞金王に新たな自覚と目標が芽生えた。

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