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〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2018

小鯛竜也が「ここで優勝が一番いい」

この日水曜日はまず、長い、長い、長いプロアマ戦を無事終えた。「帰ってこられないかと思いました」と、端正な顔がほころんだ。
8時34分にコースに出たのにクラブハウスに戻ってきたのは夕方4時を回っていた。距離が長いだけに、かかる時間もそれなりだ。
「長かったですねえ・・・」と、またため息。
新しく移ってきたモンスターコースは手強いが、「ここで優勝できたら一番いい」。
若きホストプロが、タフな条件を承知で健闘を誓った。

ミズノ契約プロの一人はひと皮むけて、大事なスポンサー試合に戻ってきた。
昨年11月のマイナビABCチャンピオンシップで、ツアー初優勝を飾って、恩人らを喜ばせた。
「非常に良い1年になった」と満足する一方で、昨年の今大会では予選落ちを喫していた。
「昨年のこの大会では意気込みすぎて、失敗したので。今年は平常心で、優勝争いができたら」。

昨年のこの大会でも、小鯛にびっちりと張り付いていた。中継局の読売テレビの密着取材は今年もまだ、続いている。
「ジュニア時代からずっと注目してくださった。僕の場合は試合に出られない時期が長かったのに、変わらず応援していただいた」とその点でも今大会への思い入れは人一倍だ。
今季は海外初戦も含めて7試合のうちすでに3度のトップ10入りを果たすなど、主催者のみなさんの期待度も大。
「ここで勝って中継してもらえたら、一番絵になる。恩返しになる」。それに加えて、初の全英切符もついてくるなら、これ以上の喜びはない。

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