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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

大阪出身の小鯛竜也が首位キープ。ピンマイクプレーでも盛り上げに尽力

3人タイにはなったが、小鯛竜也(こだい・たつや)が、通算12アンダーで初日の首位を守った。




前日初日は自己最多の10バーディを奪って、自己ベストの「62」をマークしていた。
大量アンダーの翌日は、そのギャップで伸び悩んだり、大崩れをする例も多く、小鯛も「きのうが出来すぎでしたので。どうしてもそれを追い求めてしまう」と、初日との対比に苦悩した時間もあった。

だが、「僕が昨日(スコアを)出しすぎたからなのか…(苦笑)」と、勘ぐってしまうほど、この日はスタートの1番からピン位置が難しく、「前半回って行く中で、ボギーを打たないように、とシフトをチェンジ」。

前半9ホールをバーディ2つで折り返すると、バンカーに入れた16番パー3を入りかけのアプローチで耐え、17番では2.5メートルのパーパットもしのぐと、最後18番は65ヤードの第3打も、きゅきゅっとスピンでピン横にくっつく「完璧」なバーディ締めできょうもまた最後に地元ファンを沸かせた。

「ノーボギーで回り切れたのは、明日につながる」と、3アンダーの「68」で首位を死守した。

コースから30分ほどの大阪府阪南市の出身。
「きょうもたくさん来ていただいた」と、日に日に増えるファンの前で、この日はスタートの1番で実施されたピンマイクプレーにも初挑戦。

パナソニックの音声配信サービス「CHEERPHONE(チアホン)」を介して、ご来場のギャラリーに、選手とキャディさんのやりとりをお届けする取り組みだが、実は普段、あまり、ラウンド中に会話をしないそうだ。
「しかもスタートホールって…。あんまり喋らないw」と、ピリッとした中でも「心掛けて距離を聞いてみたり、風を聞いてみたり」と、中山キャディと力を合わせて、大会の盛り上げにも尽力した。

「きょうもたくさん応援していただいたので、そういう部分もプラスに戦えれば」。
2017年の「マイナビABCチャンピオンシップ」は、自宅を構える兵庫で初優勝を飾った。

2勝目も、地元Vの大チャンスだ。

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