ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦〜決勝) 2017

プロアマ戦に登場したジャンボが「マッチプレーは性格の悪いやつが勝つ」

たとえ試合に出られなくてもお仕事、お仕事! 日本ツアーで14年ぶりに、マッチプレーが復活する。「ISPSハンダマッチプレー選手権」はいよいよ6日から始まる3回戦を控えて、5日火曜日に会場の千葉・浜野ゴルフクラブで、プロアマトーナメントが行われた。

翌日からハシゴがかかる巨大やぐらの中に名前はないが、開催前日の会場でおもてなしに徹したのはジャンボ。
半田晴久会長と、今年のミスユニバース日本代表の阿部桃子さんとチームを組み、大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)の契約プロとして、盛り上げた。
半田会長は、ツアー通算94勝の飾らない人柄に改めて感じ入った様子で、「ドライバーは飛ぶもんだ、アプローチは寄るもんだ、パットは入るもんだ、賞金王にはなるもんだ。そう信じてやってこられたジャンボさんからのアドバイスを聞くとなぜか、自分も出来る気がしてくる」と、大ハッスル。

「今日はドライバーの打ち方や、パットのスライスラインの打ち方などジャンボさんから色々学んだ」と、大喜びだった。

こちらもまた、6日からの3回戦には出られないのにこの日のプロアマ戦には参加して、先輩のホストプロから、「あいつ別のに勝ってるし・・・」(谷原)と、苦笑いで突っ込まれたのは、藤本佳則。

先月の1、2回戦で、まさかの初戦敗退をした憂さを、そのあと行われたツアー外の“ネスレマッチプレーレクサス杯”で、なんと優勝賞金1億円を手にして、晴らしてしまった

たとえホスト試合のマッチプレーには出られなくても、「勝つということは、力があること」(半田会長)と、スポンサーを喜ばせたのには違いない。

この日のプロアマ戦では、他にもツアー9勝の佐藤信人らの姿もあり、最近ではもっぱらテレビの解説業で、マイクを持つばかりだった佐藤は「ゴルフは久しぶり。昨日の夜は9時に慌てて練習場に行きました」と、久々にクラブを握ってお客さんを笑わせていた。

そしてプレー後の表彰式では、ジャンボが新競技方式の秘策を出場選手たちに伝授。
「マッチプレーは性格が悪いやつが勝つ」との持論を展開して「その代表が青木さん」と、永遠のライバルに向けてジャンボ節を炸裂させた?!
そのココロは「相手が嫌がることをやれる。青木さんは相手が嫌がるパットを入れる」と、JGTO会長の常勝期の無類の強さを例に、翌日から戦いに挑む若手に奮起を促していた。

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