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レオパレス21ミャンマーオープン 2017

宮里優作が2日連続ボギーなし

選手会長が、通算11アンダーまで伸ばした。同組の川村昌弘と、バーディの取り合いに、ついて歩く在ミャンマーの邦人ギャラリーが次第に増えていった。

池越えの最終18番パー5でも、揃ってバーディ締めにひときわ大きな歓声を浴びた。上がってすぐに、にこやかに記念撮影に応じた。

先週の今季初戦はやむなく準備不足のまま迎えた。
ハワイの米ソニーオープンから、いったん成田を経由して、やっとシンガポールにたどり着いたのは、開幕前日の水曜日。
プロアマ戦の終了を待って、午後から練習ラウンドに出るなり、避難を告げるサイレンが鳴った。雷雲で、コースに出られないまま初日を迎えて大会は2度目の出場でも、今年の状態はよく分からないまま、予選落ちを喫した。

気持ちを切り替え今週こそは、準備万端でも初日から2日連続のボギーなしは「うまく行き過ぎじゃないですか?」と、クールに「パットのタッチが合っている。ストレスフリーのパットが続いている」と前半5番では、左手前からの6メートルも読み切り、3番からの3連続バーディを奪った。

12番では右の奥から15メートルも決まった。
「ピンチというピンチがなかった」と、悠然とリーダーボードにのし上がった。

新しい勝ち星がないまま終わった昨年は、池田からバトンを受けて、初年度の選手会長職も「慣れてきた」と今年は、より選手間の連携も深めて「みなすごく協力してくれるので、助かっている」と、ゴルフにも集中できる環境が整ってきた。

「去年は勝ちたいという気持ちが強すぎて空回りしたけれど。そこも落ち着いた。ラウンド中は、考えない。喜びも反省も終わってから」と今は無心に、灼熱のミャンマーでも選手会長の集中力は途切れない。

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