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HONMA TOURWORLD CUP 2017

池村寛世(いけむらともよ)はいっそ初V!

地元鹿児島県で、原料になるサツマイモ農家の長男なのに焼酎が苦手なのは「イモの腐った匂い。あれをずっと嗅いできたから・・・」。
今も、試合のない日は畑に出るが「出場権を失えば、ずっと家を手伝うことになる」とそれだけに今週に賭ける思いは切実だ。

今大会終了後に行われるフォールシャッフルの対象選手の池村が、今季3度目のナイスタッグでV争いに食い込んだ。
「ワイワイ楽しくやれている」と信頼を置く高田侑祐さんは、大学卒業と同時にプロキャディを始めてまだ2年目でも、コースを熟知している。
というのも今年の会場の京和カントリー俱楽部は大学時代のアルバイト先。キャディとして2年勤めた経験が生きている。
「ちょっとは役に立っていると思う」と控えめながら、堅実なアシストに頼って池村が、自身2度目の最終日最終組に挑む。

前回は、最終日を2位で迎えた2015年の「RIZAP KBCオーガスタ」。しかし、序盤で伸ばしきれずに「置いていかれて戦意喪失してしまった」と、あっさり13位に終わった。

現在、フォールシャッフル順位は27位。出場人数が減る秋以降も出続けためには、同10位内に潜り込むことが条件で、今回ばかりは早々に諦めるわけにはいかない。
「1打1打、諦めずに食らいつく。チャンスがあれば狙っていく」。
いっそ初Vなら、すべて一気にカタが付く。

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