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カシオワールドオープン 2017

賞金1位と2位は、最終日にやっと決別?!

予選ラウンドに続いて3日目も、賞金1位と2位の直接対決。まずは賞金2位の宮里。アウトの上がり2ホールに「悔しいです!」。8番のパー3は、まくらぎのバンカーに入れた。ボギーで、そこまで7アンダーの流れを止めた。そして最後の9番は、わずか100ヤード手前から、グリーンに乗せられずにパーに終わった。

「最後もう一押しが悔しい」と、地団駄を踏んだが賞金1位の小平には通算スコアで2打差をつけた。「明日もサトシと回りたかったが、引き離してしまいました」と強がった。

逆転の賞金王には「僕の場合はなんとかひとつでも、上にいかないといけないところ。大胆かつ丁寧に行きたい」。
小平と組が離れた最終日の健闘を誓った。

そして小平は、伝説のキャディの言葉に発奮。この日、朝から会場に顔を見せた佐野木計至さん。
言わずと知れた、ジャンボ尾崎の元祖・エースキャディだ。
出身が隣県の徳島とあり、今までも時々観戦に来られていた。
ジャンボのツアー通算94勝のうち、計32勝をアシストした。
28歳の小平はその伝説ぶりを、生では見ていないが「映像では見ているし、以前から目をかけていただいて。“今日は最低でも5アンダーで回って来い”と」。

“レジェンド”から課せられたノルマには1打及ばずとも、首の痛みもほとんど取れた土曜日に、通算アンダーパーまでスコアを上げた。
「優勝とはなかなか言えない位置ですが、明日はトップ10目指してガンガン行きたい」。

お互いに「3日間、ありがとうございました」と頭を下げて、笑顔でいったん別れた賞金1位と2位。
さあ、賞金レースはいよいよ最終局面を迎えた。

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