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ダンロップフェニックストーナメント 2017

賞金レースの行方

先週まであれほど激しく動いた賞金レースも今週は、1位の小平智が2日目に棄権をしたにもかかわらず、上位16位までぴくりとも動かなかった。

2位の宮里は大会19位では、240万円ほど差が縮まっただけで、順位も現状維持に終わって「もうちょっと行きたかった」と、小平がいない間のチャンスを生かしきれずに残念がった。

「7番で左林のOBが痛かった。流れが止まった。今日はそれに尽きる」と悔しがった。
この日の手応えは、「7か8アンダーくらいは出る内容」とそれだけ大きかっただけに、そのあと10番のボギーや13番、17番の3パットも悔いが残る。
「ちょっと空回りをしてしまった」。
松山と、ジャンボ共に4年ぶりの同組ラウンドで出た初日は、流行の風邪の症状が、一番きつかったのも手伝い、この日「76」の出遅れも響いた。

小平との差は依然として1700万円余で2戦を残して「今日のようなゴルフでは・・・。ガス欠気味ですが、振り絞って頑張る。1打1打、集中出来るかどうかが大事」。
初の賞金王獲りへ、気合いを入れ直した。

先週の途中棄権で小平に1位を譲った賞金3位のチャン・キムは、大会27位タイに終わった。同4位の池田勇太は11位タイも「こんなゴルフじゃ話にならない」。
5位の今平周吾は、通算9アンダーで6位タイにつけたが、逆転の賞金王に黄信号。
「優勝しないと賞金王争いにも入れないと思っています」と次週のカシオワールドオープンは、得意コースで今季2勝目を狙う。

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