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レオパレス21ミャンマーオープン 2016

もう2位はいらない! 永野竜太郎がV争い

前半の最終ホールは18番で、長い長いイーグルトライ。右横から10メートルは「1.5メートルは曲がるフックライン。バーディでいいや、と」。難解なグリーンは、たとえラインを読み切ってもその通りに転がる保証はないと割り切ったのが、思いがけずカップに転がり込んだ。
「今日は集中してプレー出来たのが良かった」。

今週は、これまた思いがけない初タッグ。今週、バッグを担ぐベテランプロキャディの小岸秀行さんは当初は今季初シードの今平周吾を受け持つ予定だった。

しかし残念ながら、先週の「SMBCシンガポールオープン」は、まさに初日のスタートホールで今季の第1打を打つ寸前に欠場。

立つのもやっとの腰痛は、懸命の治療もめどが立たず。大事を取って、今週もキャンセルにすることになり、ミャンマー行きのチケットを持っていた小岸さんは、せっかくだがらと新しい雇い主を探していた。

永野とは、かねてより「チャンスがあれば一度」と話していたから、すぐに“契約”はまとまって「僕はついてる」。昨年は、国内外ともにずっと川村昌弘について歩いてアジア通。“本業”の仕事ぶりは言うまでもなく、選手を気負わせない楽しいおしゃべりと、プラス思考が小岸さんのセールスポイントだ。
「小岸さんは経験豊富だし、すごく良い雰囲気でやらせてもらっています」。
何より“ジャンボフリーク”の永野のツボにはまる。
「ジャンボさんの大ファンだけど、一番全盛期を僕は知らないので」。
ラウンド中に小岸さんが話してくれるジャンボの数々の“伝説”を聞くうちに、イマジネーションも膨らんでくる。

そんな永野に小岸さんは、「ジャンボさんのように、王者のイメージで行こうよ!」。気楽に言うが、そこはめっそうもない。イーグルを獲って、小岸さんにどんなに促されても、あのコブラポーズを拝借するなど、とんでもないがジャンボと共にTOSHIN(トーシン)とスポンサー契約を結ぶ関係で、年の節目の食事会で同席するチャンスに恵まれるたび、何かと目をかけてくれる。
もう2位報告はしたくない。今度こそ尊敬してやまないレジェンドに、ミャンマーから吉報を届けてみたい。

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