記事
Shinhan Donghae Open 2025
永野とは仲良しだけど…「それは嫌です!」ヨンハンが決勝ラウンドで回避したいこと
今週は、韓国で友情をはぐくむ。
公私ともに仲が良い永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)と、宋永漢(ソン・ヨンハン)が、予選ラウンドを終えて首位と1差の2位タイと、さらに1差の6位タイ。
僅差でもつれて決勝ラウンドに進出した。
永野は3アンダーの12位タイでスタートした初日の「69」に続いて、5アンダーの「67」をマーク。通算8アンダーは4人並びの2位で大会をターンした。
新コースのジャックニクラウスゴルフクラブコリアのフェアウェイは、「日本のコースより圧倒的に広い」と言い、37歳の飛ばし屋は、「飛距離が活かせる。“向き”っちゃ“向き”」と、会場入りしたときから感じていた。
「きょうも昨日と同じくらいの風が吹きましたけど、風向きは一緒でしたし、フェアウェイもヒットできていますし、それがスコアにつながっている。昨日に引き続き、いい感じでプレーができた」と、最後18番も含めて6バーディで上位をキープ。
グリーンの傾斜はきついが、「3パットもないですし、いいパーパットも決められています」と、この2日間で、まだボギーは1個ずつ。
取りこぼしもほとんどなく、「全体的にいいバランスで回れている」と、納得の決勝進出を果たした。
首位とは2差、2位の永野とは1差の6位で追うヨンハン。
通算2勝のJGTO選手だが、今週は“ホーム”での戦い。しかも、大会主催のシンハンフィナンシャルグループ所属のホストプロとして、迎え入れる立場である。
「日本で仲良くしている選手たちが来てくれて、韓国でも一緒に頑張れるのはすごく嬉しいです」と、目尻も垂れる。
特に永野とは、日本でも公私ともに親交があるだけに、共にV争いできるのは感慨深い。
帰ってきてすぐ、永野の好物というウナギを一緒に食べに行った。
さらに翌火曜日には、永野と石川遼も交えて、韓国料理でおもてなし。
「遼は子どものころからスターじゃないですか。ごはんを食べながら、竜太郎さんと一緒に遼の昔話を聞かせてもらって。すごく楽しい時間を過ごせた」という。
最終日には、永野と共に最終組で回れる可能性も出てきたが、「それは嫌です」と、そこはきっぱり。
「だって気になるじゃないですか。2人ともよいスコアで回れればいいけれど…。自分が良くても悪くても、気を遣って集中できないじゃないですか…」と、仲良しならではの悩みを吐露。
土曜日の第3ラウンドではひとまず前後で回避したが…。
日曜日の命運は、ムービングサタデーの出来次第である。















