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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

永野と勝俣。大会に少なからずの思いがある2人が首位獲り

小鯛と共に、首位で並んだ永野勝俣も、大会には少なからずの思いがある。
永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)は、京都府の城陽カントリークラブで行われたコロナ禍の2021年だった。


トップで出た最終日に、当時アマの中島啓太(なかじま・けいた)に追いつかれ、プレーオフで敗戦。
その後も、2023年大会で初日首位⇒5位など、悔しい場面も多く、この日は8メートルを沈めた8番のバーディに続いて、最後9番パー5で、奥から10ヤードのアプローチを決めるイーグル締め。

上り2ホールで一気に3つ縮めて首位に飛び込めば、おのずと4年前の試合が思い出されるが、過去をあれこれ言及するタイプではない。
「いえ、別に…。強い思い入れはないです」と拘泥しない。


6バーディ、1ボギーの「66」で、初日の4位タイから浮上した勝俣陵(かつまた・りょう)は昨年大会でも2日目に首位ターンを果たしており、前回に続いて人生2度目の首位獲りも本大会となった。


昨年(兵庫県・有馬ロイヤルGC)と、コースは違うが「大会との相性を感じる。リベンジはしたいな」と、2年連続のV争いには自覚をしつつ、「慌てず、やることをしっかりやっていれば、いいスコアにつながる。絶対意識はすると思うが意識しすぎず、先輩方に負けないように頑張りたい」と、謙虚に語った。

4年前から、共にオフ練習をさせてもらうようになったという日大の大先輩、片山晋呉(かたやま・しんご)がちょうどこの日の26日、自身のインスタグラムで、病気療養中であることを明かした。

勝俣が好成績を収めた日は必ず「頑張れよ」と連絡をくれるが、今はどんな状況なのか。

勝俣も、大恩人の病状に気を揉みつつ「連絡は控えていますので…」と、今はただ、1日も早い回復を祈るのみ。
「早く結果でいい報告がしたいな」。
リハビリ中という片山にも届く活躍を、と考えている。

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