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長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ 2016

木下稜介は「良い予行演習になりました」

香川西高校の先輩の片岡大育のつてもあり、今季から教えてもらうことになったプロコーチの青山充(みつる)さん。3位タイから出ることになった2日目はスタート前に「いつもどおり自然体でやっておいで」とメールをくれたが、「あまり言うとおりには、出来なかった」と、反省しきりだ。

前半は3つのバーディこそまだ冷静だったがリーダーに迫る勢いに、後半からは「カメラマンのみなさんが、来てくださって・・・」。
報道陣に追いかけられて、「意識しないでおこうと思っても、意識してしまった」と、プレーに力が入った。

「自分でも、そうと分かるくらいにリキんでしまった。アイアンの縦の距離も合わずに、コントロールも出来なかった」。
13番でティショットを左に引っかけてからは、なおさら「気持ち良く、構えられなくなった」と、耐え耐えのゴルフも最後の18番は、奥から長い長いバーディトライが「外れたと、上を向いている間に音がして。入ってくれて良かった」と、嬉しいバーディ締めには前を向いた。

今季は出場権もなく、27日月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」を突破して権利を得た今大会は今季2戦目のツアーで、まだ3日目とはいえ自身初の“最終組”に割り込んだ。
「明日に向けて、今日の後半ハーフは良い予行演習になりました」。
決勝ラウンドこそコーチの言いつけを守って、肩の力を抜いて挑みたい。

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