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ダンロップフェニックストーナメント 2016

賞金1位は誕生日が嫌い?!

谷原はハーフターンで、JGTO青木会長と談笑
賞金1位が16日、宮崎で38歳になった。「おめでとうございます」と、口々に言われても、苦笑いを浮かべるばかりだった。
「複雑です」。

それだけ歳を取ったこと。「23歳で、ツアーに出て一瞬で38歳になった。若返りたい」と、切なる願いがひとつ。
「歳は取りたくないし、ツアーに長くいすぎたかな、と。長くやるとつらいことも多いし40歳くらいで、引退するイメージもある」と最近、首の痛みに不安を感じてレントゲンで調べてもらったら、「ストレートネックだ、と」。
年を経れば経るほど体力への不安も増えるし74歳の今も、現役を張るかたわらのレジェンドは、もはや驚異でしかない!

「優勝したら、周りが喜んでくれるから、そこを目指して頑張れるけど、勝てなくなったらやめるかもしれない」。

普通なら、めでたいはずの誕生日もそんなこんなで「祝っても欲しくない」と言い張るのには、昔から記念日が苦手だったこともある。
「プレゼントを考えるのも嫌だし、お返しを考えなくちゃいけないからもらうのも嫌」と、目下賞金1位の要は、根っからの面倒くさがりなのである。

先週は、松山英樹との2日間で、予選落ちを喫したせいで、賞金2位との差は約860万円まで詰まったが、池田はこの日、プロアマ戦後に体調不良を訴えて、報道陣にも何も答えられずにとりもなおさずいったん、ホテルに引き上げた。

はてさて今週の賞金レースの行方は、どうなるか。
「自分は先週までの悪い感じもなく今日も気持ちよく振れていたけど、試合でどうか。後輩も上手いし、負けないように。今週もみなさんの期待に応えて2人で良いプレーを見せられればいい」。
大学の先輩・後輩のデッドヒートが宮崎でも見られるか。

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