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日本オープンゴルフ選手権 2016

松山英樹は「伸ばせなかったのは残念」

予選ラウンドだけですでに、2万人を越えた。2日目も9534人と相変わらず大変な動員数を記録したが、それでもこの日の狭山は初日より落ち着いた。「今日は緊張することもなく、楽しくプレーが出来た」。

アダムと、同い年の石川遼と、「米ツアーでもめったにない組み合わせ」を大観衆と一緒に、松山も堪能した。

後半の4番は12メートルのバーディトライを決めたり、最後の9番ではバンカーから見事に寄せたり、松山も初日よりも見せ場は作ったが「遼が一杯獲ってくれたり、アダムがイーグル獲ってくれたり」。
大いに沸かせた2人と比べたら、不満も残る。「僕はたいしたことなかった。伸ばせなかったのは残念」。

通算1オーバーは、初日からスコアこそ動かすことは出来なかったが「今の状態からしたら、よく持ちこたえた」。
この日も35.71%と低い数字に止まったフェアウェイキープ率を、グリーン上でも補い切れずに「ショットもパットも良くない。特にショットはフェアウェイに行ってない」。

この日は傾斜の上に、ピンが立った14番ではカップに蹴られたバーディパットが、勢いよく戻って1メートルもパーパットが残った。
拾いきれずに3パットのボギーにして「蹴られた後に、凄い距離が残ったりするのは、ピン位置が厳しすぎるからではないか」。

カっとしかける場面もあったが何より精神力が問われる舞台で納得出来ないながらもこらえて8位タイと、順位も上げた。
「ショットはまだ良くなってはいないがしっかりと、残り2日で粘っていけたらチャンスもある。気持ちを切らさずやりたい」。3日目は、アダムも石川もそばにはいないが誰よりも狭山を沸かせてみせる。

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