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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2014

谷原秀人が宍戸で初の・・・

人目も憚らずに言い切った。「僕はこのコースが大嫌い」。ここ宍戸ヒルズカントリークラブは、「絶好調で来ても、予選落ちをする」。昨年大会がまさにそうだった。

「スコアが出る気がしない。本当に難しいコース」でまして今年は調子が悪いまま乗り込んできて、てっきり「今年も2日で帰るもんだ、と」。

それがフタをあけてみれば、ボギーなしの67に、最後もティショットを右ラフに入れて、2打目は出すしかなく、最後のピンチも52度のウェッジで打った103ヤードの3打目が、なぜかピンそば1メートルについてパーを拾った。

同組で回った手嶋多一も「谷原が? 調子が悪いって?」と、思わず首をかしげたほど、自身が感じているゴルフの調子とスコアの反比例に、本人こそ首をかしげて「それがゴルフというものなのかな」。

ここでアンダーパーを記録した記憶が最近なかった。「ここでノーボギーも記憶にない」。2010年大会の3日目以来の60台。宍戸でボギーなしのラウンドは、自身初。
「欲張らないからいいのか。初めから、諦めているのがいいのか?」。
何はともあれ、好発進。「今日は苦手な宍戸を攻略できたので。明日も落ち着いてやりたい」と、これに気をよくして今年こそ宍戸を好きになる。

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