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ANAオープン 2014

谷原秀人はまずは完治を

勝者が敗者をたたえた。「谷原は完璧な状態ではない中で、本当に良いゴルフをしていた」と宮本。毎朝、スタートの2時間半以上も前にコースに来て、先月に痛めた首のケアに懸命に励む谷原の様子を宮本は毎日、見ていた。
「KBCで痛めてから治療して、ストレッチして、今週は特に時間が一緒だったから、ずっと見ていた」。
この日もラウンド中に、後ろから話しかけられたりすると、振り向くのもつらそうで、「まだまだ、状態は良くないのだろう」と、そばの宮本も感じるほどで、それほどの症状にもかかわらず、プレーオフの1ホール目に宮本は、「谷原は絶対にボギーは打たない」と、確信したという。
「自分がバーディを獲らないと勝てない」と宮本に思わせた谷原のゴルフ。
手負いの優勝争いにもかかわらず、谷原の隙のないゴルフが宮本を本気にさせた。

そんな宮本の気迫は谷原にも伝わってきた。
16番のパー3では、谷原がピンそばのバーディチャンスも、宮本に10メートルものバーディトライを先に決められ、「あれはすごく、宮本さんの闘争心が伝わってきた」と、谷原は振り返る。首痛のハンデなど、微塵も感じさせなかった互角の戦い。プレーオフの1ホール目も、左のラフからOKパーで宮本にプレッシャーも、結局長いバーディトライを決められて、「最後は、運なんですね」と谷原。「後半はいいところで追い上げられてしまったし、残念ながら優勝は出来ませんでしたけど、この体調でここまでよく来られた」と、そこは自分に及第点で、まだまだ予断を許さない首の状態も「ちゃんと治さないとあとに響いてくるので、まずはしっかり治します」。
完治させて、谷原はもっと強くなる。

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