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東建ホームメイトカップ 2014

こちらも同級生! 木下稜介もルーキー

初日、首位スタートを切った大堀とは同級生で、しかも同窓生だ。いま、躍進目覚ましい大阪学院大学の出身で、「大堀とはライバルであり、良き仲間でもある」と話す木下もまた、この2014年の開幕戦でデビューを果たした。
大会前には「一緒に頑張ろう」と、話し合って出ていった。

一見、冷静沈着そのものでも、さすがに初日のスタートホールでは、「緊張した」という。「でも4ホール目には落ち着いた」。前の12番で、プロ初バーディ。
ファウェイから260ヤードの2打目は手堅く刻んで残り30ヤードの3打目をピンそばにつけた。これを契機に、「勢いがついた」。

もっとも、この日5つのバーディの代わりに、5つのボギーを打って「一時は2アンダーまで行っただけに、とても納得は出来ない」と、結局イーブンパーの55位タイには、自分に憤懣。2日目以降の巻き返しを誓った。

昨年のQTは、初挑戦にしてランク3位につけた逸材だ。毎年、谷口が参加している地元奈良県のジュニアスクール出身で、昨年12月には谷口に今季のデビューを報告したら「初出場で、QT3位はすごいな」と、驚かれて自信になった。

デビューを控えたオフは、JGTO主催の宮崎合宿にも参加。ちょうど、青木功が激励に訪れた3回目の合宿に木下も参加しており、そのときに青木に受けたパットのアドバイスを今も参考に、弱点克服に励んでいるという。

卒業後の今も、大学の看板を背負って戦う。「しばらくはコーチのサポートを受けて、頑張っていく」。大堀と足並み揃えば、まなびやにも何よりの恩返しになる。

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