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キヤノンオープン 2012

谷原秀人が失格

違反が発覚したのは、2日目の第2ラウンドの4番。ティショットを隣の5番ホールの池に入れた谷原は、その処置を誤り、ゴルフ規則26ー1に起因する違反をおかしたが、この事実が判明したのが谷原が3日目の第3ラウンドをすでにスタートしたあとだった。

第3ラウンドのホールアウトを待って前日の同組だった山下和宏も同席して検証した上で、競技の失格が言い渡された。

第2ラウンド終了後に谷原の失格が分かっていれば、予選カットラインは2オーバーの61位タイ。アマチュアの伊藤誠道選手が、イーブンパーの42位タイにつけていたことから、彼を抜いた「プロ順位」をもって伊藤選手を含めた80人が予選通過となるはずだった。

しかし、ジャパンゴルフツアーのトーナメント規程では、すでに第2ラウンドの競技が終了して順位が決定し、決勝の第3ラウンドの組み合わせが発表された時点で、予選カットラインは正式に決定されたとみなして、その後でプロの通過人数が60人に充たなくなったとしても、選手の補充はしないことになっている。

またプロの予選通過人数が60人に充たない場合において、規程の適用において選手を補充しなかったときは、繰り上げにより決勝ラウンドに進出出来たはずの選手には、本来の順位に基づいた賞金が支払われ、賞金ランキングにも加算される決まりだが、それも決勝ラウンドがスタートした時点で失格者が出た場合はこの限りではない、と明記している。
(※参照)ジャパンゴルフツアートーナメント規程P69、細則第11条4(1)(2)

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