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ダイヤモンドカップゴルフ 2012

藤本佳則が65をマーク

ムービングサタデーに大爆発のきっかけは、前日2日目のホールアウト後に、専属キャディの前村直昭さんと交わした会話。「全然パットが入らへん。もう使うのが嫌になりましたわ」。
「ええんちゃう?」と、前村さんはあっさりと言った。

「僕はそんなにパターを変えるタイプではないけれど。入らないのでね」と、本人も相棒の言葉をあっさりと受け入れて、同じツーボールでも、別タイプのパターに変えたとたんにこのスコアだ。

インスタートから最初のバーディを奪った12番は、7メートルと長かった。
さらに連続バーディの13番は、10メートル以上はあったという。
折り返して4番は、左奥から10メートルが決まった。
65で単独5位浮上に、露出が一気に増えた近頃は「ビリケンさん」に似ていると、もっぱら評判の笑顔がいっそう深く。「今日のゴルフはもう言うことないですね」。

前日2日目には、関係者からビリケンさんの人形を贈られた。
今週は、東京スカイツリーの開業で話題騒然だが、こちらは大阪を代表する名物タワーの「通天閣」に住む幸運の神様に、そっくりと言われれば、本人もまんざらでもない。

「いいですね、大阪の神様ですから。明日は差がありすぎるけど、ノンプレッシャーで頑張ります」と、さっそく御利益の上位進出に、2週連続のV争いを期していた。



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