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ダイヤモンドカップゴルフ 2011

6位タイ浮上の横尾要も、馴染みのコースで

深いラフや点在するバンカーに加え、うっそうとした林が空中のハザードを作る難条件に、刻む選手が多い中、ティショットで積極的にドライバーを握り、出来るだけ距離を稼ぎ、チャンスを作るのが横尾だ。

パー3を除いて5番ウッドで打ったのは、10番と17番だけ。おまけにこの日2日目は、ほとんどフェアウェーを外さず最終9番も、残り110ヤードから52度のウェッジであざやかなOKバーディを奪い、優勝争いに加わった。

予選ラウンドは、ジャンボ尾崎と同じ組。
「僕らはジャンボさんの全盛期を見てきた世代」。
憧れの人もこの日は68と気を吐いたが、「ジャンボさんならあんなの普通ですよ」と、真の凄さを知るだけに、今さらスコアに驚きはないが、通算113勝の偉人も64歳。

「僕が同じ年であれだけやれるかっていったら無理だし。やっぱりジャンボさんはすごい」とその背中にも刺激を受けて6位タイに浮上した。

ここ千葉県野田市の千葉カントリークラブ梅郷コースは熟知している。やはり、ここを「ホームコース」としている増田伸洋や、立山光広らと「オフによく回らせてもらっているから」。

この日はその増田と同スコアで並び、いよいよ迎える決勝ラウンドを前に、さっそく「今日は一緒に食事をする約束をした」。今晩は決起集会で、士気を高める。

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