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フジサンケイクラシック 2010

2週連続Vがかかる、谷原秀人

先週の余韻は、まだ残っている。先週の「VanaH杯KBCオーガスタ」で2年ぶりのツアー通算9勝目をあげたモチベーション。

石川遼や、池田勇太のように「俺も常にピンを狙っていく」と宣言し、それまでの過去8勝と同様に、ほぼノンプレッシャーでもぎ取った。

「テンションも、先週のまま。非常にリラックス出来ています」と、谷原。
勝った翌日は、ますます気持ちが上がった。

30日の月曜日は地元・広島県に凱旋帰郷。自らも幼少期にはここで腕を磨いた。松永カントリークラブで、4回目となる自身主催のジュニアクラシックを開催した。

会場で会う子、会う子がきちんと帽子を取って、「昨日はおめでとうございます!」と、元気な声で祝ってくれた。
「親に言うように、言われているのかな。でもその様子が凄く可愛くて」。子供たちの気持ちが凄く嬉しくて、いっとき厳しい残暑も忘れ「今年もまた元気をもらった」。
戦いへの活力が、また増した。
「今週も、勝ちたい」。
しかし、余分なプレッシャーは先週と同様にやっぱりない。
「2週連続を狙う、という気持ちはない。余計なことは考えていないです」。
今週も、ただひたすら無心で頂点だけを見つめていく。

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