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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2003

『難しいことなんてな〜んも考えない』谷原秀人の人柄を、大学の同期生が証言

今年から、谷原のバッグを担ぐ扇慶太朗さんは、東北福祉大の同期生。
まったく赤の他人なのに、なぜか「兄弟?」と必ず一度は聞かれるほど、互いの顔がソックリなせいもあって、とても気の合う相棒だ。その扇さんに谷原の性格について尋ねてみたところ、ひとこと、こんな答えが返ってきた。
「難しいことなんて、な〜んも考えない。ノー天気なやつです」
この日の最終日も、もっとも緊張した場面は「表彰式のスピーチ」と答えるほど、ラウンド中はノンプレッシャー。その強心臓ぶりは、学生時代からそうだったようだ。
試合中、どんなにプレッシャーがかかる場面でも、普段とまったく変らずに「むしろ、なんだか適当にゴルフをしているようにも見えた。それでも、ちゃんと良い結果を出してくることが驚きだった」と扇さんは振り返る。
もっともそれも、あくまで個人戦での場合で、チームの名誉がかかった団体戦では「責任を強く感じながらやるタイプ。みんなのために、と一生懸命なのが回りにも伝わってきたものですよ」と扇さんは証言する。
大学4年のときには、キャプテンをつとめた谷原。「キャプテンっていっても、特に何をしたわけでもないけれど」と谷原は笑って振り返ったが、そんな肩の力が抜けた自然体ぶりが、学生時代には逆におおいにチームの良きまとめ役となりえたのだろう。
写真=優勝を決めた瞬間、キャディの扇さん(左)とがっちり握手。「今日も、普段と変らず最後まで、冗 談ばっかり言い合いながら回ってた。ほとんど、緊張なんかしてなかったはずです」(扇さん)。

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