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日本オープンゴルフ選手権競技 2026
暫定の単独首位浮上。細野勇策が嬉しかった久常涼の誘い文句
細野勇策(ほその・ゆうさく)は、先週の「ベイカレントクラシック」で、もっとも印象に残った“PGAツアー選手”として、迷わず久常涼(ひさつね・りょう)の名前を挙げた。

同学年の久常は、現在欧州・DPワールドツアーで戦う昨季賞金王の金子駆大(かねこ・こうた)と共に、ジュニア期からその実力は図抜けており、「僕は“以下同文”“その他大勢”」と、当時からレベルの差を痛感する存在だったが、3季目のPGAツアーで技術力はますます磨かれ、「取りこぼしもないですし、自分とは確実に、1日1打か2打ずつは変わってくる」。
ショット力と、パワーの向上に目を見張ると共に、改めて関心したのはその精神力。
「特に、勢いに乗ったときの自信。ブレーキがない。行くときに最後まで取り切る力」。
その点、日本選手の多くは、良くないほうに制御しがちと細野は感じる。
「たとえば練習ラウンドが良かったら、明日の本戦は悪いに違いない、と思ったり。日本人はどうしても、『俺なんて…』と思っちゃう。でも、PGAツアーの選手たちはなんなら自分をシェフラーより上手い、と信じていて、練習ラウンドが良かったら明日もいいに違いない、とどんどん行っちゃう」。
良い意味の鈍感力が、久常にも備わっている、と細野は感じた。
「なかなか、考え方を変えるのは難しいんですけど、変わらないとな…」と、考えさせられる2日間だった。
久常の勧誘にも励まされた。
もちろん、細野が現在JGTOのポイントランキングで1位を走ると知ってくれていて、「今年稼いだんだから。アメリカ来るお金あるでしょ。早く来なよ!」。
久常らしいストレートな誘い文句に苦笑しながら「嬉しかった」と振り返る。
日本開催のPGAツアーの会場も総距離7322ヤードと長かった。
「先週と同じようにロングアイアン持ったり、ミドルアイアンで打ったり、今週もショートアイアンで打てることはなかなかないので。長いな、という風には感じないので、そのへんはよかった」。
先週の経験があるから、今週の大会史上最長7411ヤードもひるまず挑める。
「ティショットもアイアンも、パットも。今日はすべて安定してよかった。アイアンはきのうよりもいい」。
ピンチも、フライヤーの計算ミスで、ラフからの2打目を池に入れてボギーとした15番のパー4くらい。後半3番から3連続バーディを記録するなど、6アンダーの「64」で回り、暫定ながら、通算11アンダーの1差単独トップで、大会を折り返した。
今年5月の「日本プロ」でのツアー初Vに次ぐ日本タイトルでの2勝目なら、同じレフティのレジェンド、羽川豊氏が1981年の「日本プロ」⇒「日本シリーズ」で達成して以来の快挙。
この日のNHKの生中継では、羽川氏から細野へのメッセージビデオも流された。
左利きのレジェンドも応援している。
「優勝目指して頑張りたい」。
土日も、久常みたいに勢いを止めない。
※第2ラウンドは、日没サスペンデッドとなりました。













