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ANAオープンゴルフトーナメント 2026
今も忘れない。内藤寛太郎の3.11
福島県出身の内藤寛太郎(ないとう・ひろたろう)が「ANAオープン」を制して県勢初の勝者となった。

大地震と津波が故郷を襲ったあの日、内藤は都内にいて難を逃れたが、実家のご両親とは丸3日、仙台で暮らす妹さんとは1週間も連絡が取れなかった。
ようやく無事が確認できた際の安堵といったらない。
そして、その後しばらくしてやっと実現した帰省で目にした故郷の傷跡も。
「今も忘れません」。
あれから15年が経ったが、15年経ってもまだ苦しむ人たちが、故郷にはたくさんいる。
「僕が頑張ることで、何か少しでも役に立てるのなら」と、ひそかな願いを抱えてプロゴルファーを続けてきた。
3年前には、地元郡山市で、ジュニアイベントを始めた。
自分を育ててくれた故郷への恩返しも込めて、子どもたちに希望を持ってほしくてスタートしたのに、22年に賞金シードを失って以降は試合に出場するので精いっぱいの身。
「僕が出られなくなったらやる意義がない。結果を出さないと、示しがつかない。優勝できないまま終わるのは嫌だった」。
44歳での大会レコードによる大差の県勢初Vは、夢を持つこと、諦めないで努力を続けることの意味を身をもって示す、大きな1勝となった。














