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ANAオープンゴルフトーナメント 2026
44歳の内藤寛太郎が圧巻63。譲りたくない県勢初V
予選2ラウンドが終了し、通算3アンダー・45位タイまでの62人が、19日からの決勝ラウンドに進出した。
2位と4打差つける通算14アンダーまで伸ばしたプロ21年目の内藤寛太郎(ないとう・ひろたろう)が、44歳にして自身初の単独首位に立った。
20ー21年以来の賞金シード奪還を目指す今季、前半は予選通過がわずか3度と不調だったが、夏の「Sansan KBCオーガスタ」で新パターに持ち替えてから、この日で自身初となる7ラウンド連続の60台を記録するなど一転、好調を維持しており、「これ以上ないスコア。上出来です」と、振り返った自己ベストを1打更新する9アンダーの「63」は特に後半が圧巻。

右ラフからの240ヤードを4メートルに2オンしてイーグルを奪った12番ほか、最後5メートルを決めた18番の3連続バーディ締めなど、目くるめく展開には3年前にも覚えがある。
東北福祉大の先輩、谷原秀人(たにはら・ひでと)が通算19勝目を飾った23年大会。
6打差から出た最終日の17番で、右の林の深いラフから打った第3打をカップイン。
イーグルで先輩に詰め寄った。
初Vにもう一歩の迫真ゴルフで2差4位の成績を収めて谷原の祝福に駆けつけると、何を思ったか、谷原から水シャワーの“返り討ち”。

内藤めがけて放った水が、まともに命中してずぶ濡れになったシーンは今でも記憶にある。
「覚えてます。いつか、自分も勝ってそんな体験をしたいな、と…」。
ジャンボさんこと尾崎将司さんが、2002年大会で、55歳の最年長V記録を残した輪厚(わっつ)で勝てば、44歳と123日目は、初V者として史上5番目の年長記録となる。
「ふふっ…」と、苦笑いを浮かべて「もちろん、優勝したい気持ちはあります」。
20ー21年以来の賞金シード奪還を目指す今季、前半は予選通過がわずか3度と不調だったが、夏の「Sansan KBCオーガスタ」で新パターに持ち替えてから、この日で自身初となる7ラウンド連続の60台を記録するなど一転、好調を維持している。
故郷・福島への胸に秘めた思いもある。
同県出身者のツアー優勝者はまだなく、その要因として、県内のゴルフへの認知度や、練習環境の不足を内藤も日ごろから感じており、「きっかけ作りに」と、3年前から毎夏、ジュニアイベントをスタート。
今年も70余人を集めるなど、手ごたえを感じていた矢先である。
初の県勢Vならさらなる周知も図れるが、今季、初シードで売り出し中の新鋭、古川龍之介(ふるかわ・りゅうのすけ)も福島県の出身。
「すでに自分よりだいぶ上にいますけど」と、苦笑し「龍之介よりは早く勝ちたいな、という気持ちもあります」。
44歳が、25歳にひそかにメラメラしていた。













