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ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント 2021

スノーボードで不振→谷原で復調。池村寛世「ドライバーが別人」

右側のグータッチが谷原さんです。ありがとうございます!©JGTOimages
ベテランのホストプロに、成果を示す何よりの2日間となった。
プロ9年目の池村寛世(いけむら・ともよ)が、首位と1差の通算8アンダー、2位タイに浮上した。

この日最後の18番。558ヤードのパー5はイーグルこそ逃したが、フェアウェイからみごとにグリーンを捉えて2オン2パットのバーディ締め。

「ドライバーが、別人みたいによくなった」と、喜ぶ。

仲間もうらやむ美しいスイングが壊れた原因は意外や、スノーボードという。

もともとスポーツが大好きで、小学時代にしていたサッカーは、今も仲間とチームを結成して時々試合を楽しむほど。

スノーボードもハマればどっぷり。
「オフに、ゴルフはいっさいしないで2週間とか。全身筋肉痛になったりして。それでスイングがずれたかも」と、今年前半戦は「80を切るのもやっと」と大苦戦。

26歳の不振を気にかけてくれたのが、今大会主催のISPS所属プロの谷原秀人だった。

「あんなにいいスイングをしていたのに。どうしちゃったの?!」と、ロッカールームで声をかけられ悩みを打ち明けたら、よい改善法を教えてくれた。

「トップからの切り返しで、上から入ってくることが多かった」と、谷原が指摘したポイントも同じで「谷原さんが教えてくれた練習法を毎日、日没までやったらよくなってきた」と偶然、谷原と同組になったこの2日で、復調を存分にアピールできた。

「谷原さんは『まあまあだね』と(笑)」。
辛口でも、”先生”直々の一定の評価は自信になる。

前半戦で目立っていた予選落ちも9月以降は一度もなく、目に見えて上向きだ。
「今は楽しくゴルフができています」。
レギュラーツアーに定着して3シーズン目。
ベテランのホストプロに、義理はあっても遠慮は無用。
プロ9年目の初優勝を狙っていきたい。

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