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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2019

100点中5点。宮里優作は無念の予選落ちも再び笑顔でコースへ

地元が誇る沖縄出身のホストプロは、無念の思いを隠して再びコースに戻った。
「東村(ひがしそん)出身の宮里優作です!」。
笑顔の自己紹介で、子どもたちの前に立った。

主催のパシフィックゴルフマネージメント(PGM)と、スポンサーシップ契約を結んで7年目になる宮里は、土曜日のコースで石川遼や井上信、嘉数光倫や浅地洋佑らと、ジュニアレッスン会に参加。

地元の小、中、高校生15人を、5人の選手で3人ずつ受け持ち、試合コースの隣のハイビスカスコースで5ホールのラウンドレッスン後に、練習場でおさらいの指導をした。

17年に史上初の”選手会長・賞金王”に輝いた翌年から欧州ツアーを拠点に、世界中を飛び回ったが今季のシード権の確保には失敗。
来季は日本ツアーに戻る決意を固めてこのホスト試合で今季の国内初戦を迎えたが、昨年大会に続いて無念の予選落ち。

この2日間のゴルフの内容を聞かれて「(100点満点中)5点。2日で3パットを6回くらいしたし、ティショットもまったくなっちゃいない。皆さんにお見せできるような状態ではなかった」。

それでも、久しぶりの”ホーム”で「たくさんの声援をもらって嬉しかった。欧州ツアーで応援してもらうことはなかったので」と、感謝。

通算3オーバーは、1打足りずに悔しがったが「代わりに聖志(きよし)に頑張ってもらいます」。
週末のプレーはやはりPGMのホストプロで、通算2オーバーの55位タイで決勝進出を果たした兄に託して、午後からは選手たちの愛用品を集めたチャリティオークションにも参加。
ロープ外で、ホストプロのつとめに励んだ宮里。

次戦は、翌週の「三井住友VISA太平洋マスターズ(11月14〜17日、静岡県・太平洋クラブ御殿場コース)」を予定している。

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