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アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2021

今週、「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」

1年越しの連覇がかかります©JGTOimages
浅地洋佑が、1年越しの連覇を狙う。「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」は5月13日に、神奈川県の相模原ゴルフクラブ 東コースで開幕。

1年ぶりの開催は、44回目。伝統の一戦は、毎年、各地の名門コースを転々とするサーキットトーナメントとして、歴史を重ねてきた。

最多勝利は中嶋常幸の4勝。
80年、83年、86年、それから16年後の2002年。当時47歳が、7年ぶりの復活を果たして、感動のツアー通算48勝目。

さらに、ドラマはこれにとどまらなかった。
茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で行われた2013年大会。
最終日最終組での直接対決で、当時58歳に挑戦状を突き付けたのは、まだ21歳だった松山英樹。

日本勢の最速Vから計4勝で、あっという間に史上初のルーキー賞金王に駆け上った年。

破竹の若者を横目に、一時単独首位に立つなどベテランの奮戦が、大きな感動を呼んだ。
そんなレジェンドの夢を封じた松山の強さが際立った。

あれから、さらに8年。あのときの若武者が、ついにメジャーの頂上に立った。
20ー21年のシーズン再開は、快挙から明けた。
松山がついに日本勢としてマスターズを初制覇。
大会の歴史をひもとくとき、時代の大きなうねりを感じないではいられない。

大会もグローバル化の波に乗り、2014年からアジアと日本ツアーの共同主管競技にシフト。アジア太平洋地域のNO.1決定戦として回を重ねてきたが、昨年は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、中止に。

復活の今年は、海外からの入国が依然として厳しい現状から、国内予選会枠を増やすなど、特別出場枠を設けて無観客にて開催される。

賞金総額は1億円(優勝2000万円)。
優勝者には、今年も全英オープンの出場権が付与される。

コロナ前から形を変えても、世界進出への道は開かれる。

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