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中日クラウンズ 2026
ジャンボさん最後の試合を共にした浅地洋佑「3人目になれたら素晴らしい」連覇への熱い思い
1年前のあの日。浅地洋佑(あさぢ・ようすけ)は、4年ぶりの通算4勝目を飾った直後にもう決めていた。
「来年もまた頑張って和合で勝つ、と」。
歴史と伝統の「中日クラウンズ」で復活優勝できたという喜びは、今も鮮明に覚えている。
「嬉しさ倍増でした」。
1年ぶりの和合。
「連覇をするために来ました」と断言するが、ここに至るまでのスケジュールは悩ましかった。
主戦場のLIVゴルフは2週前がメキシコ開催で、先週のアジアンツアーもまた連覇がかかっていたシンガポールでの大会。
「最短で着けるのが火曜日で、プロアマもあって、あの気温で…。体を壊したら元も子もない。クラウンズに専念しよう」。
思い切ってスキップし、本大会に全力投球することにした。
尊敬してやまないレジェンドに続く偉業もかかる。
本大会の連覇達成者はまだ、青木功(73年、75年、78‐79‐80年)と、ジャンボさんこと尾崎将司氏(87年、92年、95‐96‐97年)の2人だけ。
実は、昨年12月に亡くなったジャンボさんの最後の試合となった2019年の「ダンロップフェニックス」を、共にしたのが浅地である。
「そうなんですよ、藤田(寛之)さんと一緒にね、まさか、あれがジャンボさんの最後の試合になるとは夢にも思わず」。
そうと分かっていれば、もっといっぱい話をしておけばよかったと思えば切ないが、自身通算7度の同組プレーで「心に刺さったプレーや言葉は数えきれない。僕の宝物です」。
本大会の会場でも、青木と並んで最多勝利を誇るジャンボさんの偉業をたたえるモニュメントが各所に設置されており、浅地もクラブハウス前の看板を、しみじみと見上げて思う。

「ほんとうに感謝しかないです」。
LIVゴルフの日程と重なり、3月に行われたお別れの会には行けなかったが、献花でせめてもの思いを伝えた。
「青木さん、ジャンボさんに続く連覇達成で“3人目”になれたら、僕もゴルフ界に名前を残せる。こんなに素晴らしいことはないですよね」。
昨年以上に気合が入る4日間となりそうだ。












