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賞金王が、米で初のトップ30入り

今平周吾が、WGC選手権「フェデックス・セントジュード招待」を、米ツアーでの自己ベストとなる27位で戦い終えた。

先週の全英オープンは、初日に叩いた83が響いてまた予選落ち。ついに今季のメジャー4戦とも”惨敗”したが、リンクスコースでの居残り練習で、好感触を得て乗り込んだ。

当週は英国を発つ便の遅延と乗り継ぎ便の欠航とでやっと当地の米テネシー州メンフィスのコースにたどり着いたのは、もう大会前日。
調整も、下見も足りない中でも「今週のコースはフェアウェイがバミューダ芝で、そういうところだと少しは通用するのかな」。
初日は松山英樹とともに、首位と3打差の2位タイ。
メジャー級のビッグイベントで、初のトップ30に食い込み結果と手ごたえを揃えることができた。

海外での実践は、これでいったん小休止となる。
前半期の締めくくりで、12月の米国VS欧州選抜の「プレジデンツカップ」に選抜される可能性も残して戻れる。
「今回の悪かったところも持ち帰り、日本は後半戦。それに向かって頑張っていきたい」。
現在、賞金ランキングは5位につけるが、今季の優勝はまだ。
2年連続のキング獲りにむけて、3週後の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ(8月22〜25日、北海道ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)」から、戦いを本格化させる。

なおWGC「フェデックス・セントジュード招待」にはほかに、松山英樹が参戦。通算イーブンパーの43位タイで大会を終えた。

昨年の「ダンロップフェニックス」で通算2勝目を飾り、今大会の出場権を得た市原弘大は、通算6オーバーの55位タイ。「毎回、打ちのめされることは多いのですが、こういうところでやれるのは楽しい。これからまた少しでもチャンスをつかんで戻ってきたい」と、話した。

今年6月に「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でツアー初優勝を飾った資格で出た堀川未来夢は、初メジャーの全米オープンから全英オープン、そして今大会では初の世界ゴルフ選手権も経験。
「どれも難しかったですが、今週のコースは日本人向きかなと感じた。こういうコースで結果を出していければ、ゆくゆくはチャンスがあると思えましこの3試合で選手のレベルだったり、難易度であったり把握することができたので。日本で足りないところを補って、また機会があればトライしたい」と、総括した。

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