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レオパレス21ミャンマーオープン 2017

賞金王が初タナカ

初めての感触は「一瞬、ヒヤっとした」。地元メディアのテレビカメラに向かって、黄色で可愛く染めた頬でニッコリ「クールだろ?」。日本の賞金王が本戦前に、つかの間のミャンマー体験。現地人になりきった。

24日に、新開催コースのパンラインゴルフクラブのクラブハウスで行われた地元向けの記者会見。

昨年覇者のノリスと、アジアンツアーを代表してフィリピンのタブエナと、地元出身のエ・テト・アウンと共に、会見場に呼ばれた池田も、ほかの3人と初体験。

ミャンマーの人たちが愛用する手作りの日焼け止めは、抽出する樹木の名前をとって「タナカ」。黄色が主流だが、若い女の子は白やピンクに染めたりして、頬っぺにまあるく乗せるのが、ファッションの一部なんだとか。

会見のあと、参加選手もみんなで実体験することになった。
目の前で実際に、木の皮をすり下ろして作ったクリームを、見目麗しいミャンマー女性の指でなすりつけられ冷たいやら、くすぐったいやら。
塗った瞬間はほとんど無色透明だったクリームが、次第に乾燥してくるとほらこの通り!

日本の大手不動産「株式会社レオパレス21」のスポンサードを受けて、今大会を3年ぶりに復活させたのがこの池田だ。

深山英世(みやまえいせい)社長との出会いは、一昨年まで3期つとめた選手会長時代。試合数を増やして男子人気を回復させたい池田と、ゴルフ界の発展を願う社長の熱い思いが合致した集大成が、この「レオパレス21ミャンマーオープン」である。

選手会長職は、いったん優作に託しても、この大会に賭ける思いは人一倍。
「ほかの試合とはまた違う、強い思い入れがある。先週は予選落ちしてしまったが、今週はしっかりと優勝争いをしたいと思う」。

先週の今季初戦「SMBCシンガポールオープン」は、セントーサのグリーンが読み切れずに、2日で去ったが今週の新難コースも手強い。
「ほとんどのホールがハザード絡みで狭く見えるし、まずはフェアウェイに置くのが課題。今週はショット勝負になる」と前週まで雷雲続きのシンガポールからうってかわって、からりと乾期のミャンマーで、この日は18ホールを下見して、いっそう気が引き締まる。

復帰から2年目の15回大会は、新たに会場を移したコースの美しさもさることながら、新政権から2年目のミャンマーも、空港には新ターミナルが出来たり、オフィシャルホテルのノボテルホテルがあるヤンゴン市内も建設工事中のビルが軒並み増えるなど、目を見張る発展ぶりだ。

「この1年で、街もどんどん新しく新しくなっているし、今週はここミャンマーで、アジアと日本ツアーで力を合わせて今年も最高の4日間にしたい」。
タナカに扮した賞金王が、気合いを入れ直した。
  • 初めてのタナカの感触。ヒヤ〜〜〜
  • 記者会見場ではビシッと豊富を語った
  • 地元ミャンマーのテレビ局にも日本の賞金王が大会をアピール!

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