先月の『日本プロゴルフ選手権』から始まった全英オープン日本予選シリーズ も、次週の『マ ンダムルシードよみうりオープン』と、最終戦の『〜全英への道〜ミズノオープン』の残り2戦となっ た。

世界最古のメジャー切符は、同予選ランキング上位4人と、最終戦の最上位者に与えられることになっ ている。先週のJCBクラシック仙台終了時点の現在のランキングは、1位平塚哲二、2 位S・K・ホ、3位三 橋達也、4位神山隆志、5位星野英正という顔ぶれ。そのうち、1位の平塚哲二は昨年のジャパンゴルフ ツアー賞金ランキング上位3人の資格ですでに出場権を持っているため同ランクから除外され、実質、上位4人はランク5位の星野英正まで、ということになる。

この上位4人がそのまま出場権を勝ち取れば、ランク2位のS・K・ホをのぞく3人が、メジャー初参戦となる。

「まさか自分がメジャーなんて…。思いも寄らなかった大きなチャンス。実際にそこでプレーしたこと のある選手、ない選手の差は大きい。なんとか僕も出場権を手に入れて、貴重な体験をしてみたい」（全英オープン日本予選ランク3位の三橋）

「今年はシード権を取ることが第一の目標だったのに、先週のJCBクラシック仙台での初優勝で、思いがけずメジャーのチャンスが出てきました。よみうり、ミズノの残り2試合、精一杯頑張ります」（同4位の神山）

「全英オープンのことは、常に頭に入れながらプレーしています。そのために、今年からはじめたスイング改造も、“メジャーで通用するショット”を意識して取り組んできました。来週のマンダムルシードよみうりオープンはホスト試合だし、それも含めて頑張りたい。今年こそ、メジャーの舞台に立ちたいです」（同5位の星野）

佳境を迎えた全英オープン日本予選から、ますます目が離せなくなってきた。

• 平塚 哲二