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藤本佳則 『普段通りのゴルフを』 <全英オープン初日>

今年のマスターズチャンピオンのババ・ワトソンとボールの確認
やはり緊張していた。
「いつ振りかわからんくらい緊張しました。」
緊張するのも無理はない。
海外メジャー初出場。
同組の2人は世界ランキング3位と6位。
必然的にその組に付く大ギャラリー・・・。
1番のショートホールで、ティーショットをバンカーに入れて、寄せきれずボギー。
さらに焦った。
「前半が終わる少し前になって、ようやく緊張が取れました。」

同組は、地元イングランド出身で百戦錬磨のリー・ウエストウッドと、今年のマスターズチャンピオンのババ・ワトソン。2人とも、ゴルフの技術もさることながら飛距離が出る選手だ。
「ドライバーのショットは、日本では見たことがないような球。弾道の高さがケタ外れ。アイアンは自分と2番手は違う。」

ホールを重ねていくうちに、同組の2人の良い流れに自分も引っ張られていった。
「そんなに上手くいかないと思いながらプレーをしていたけど、1オーバーでまわれたのはまぁ良かったです。できればイーブンであがりたかったですけどね・・・。」

初の世界の舞台で、1ラウンドだけだが、学んだこともたくさんあった。
「アイアンの距離、高さ、球筋、いろんなことが出来ないといけないと感じた。引き出しをもっと増やせば、もっと良いゴルフが出来ると思う。」

1オーバーは、初日を終わって54位タイ。
「今日ラウンドして、普段やっていないことをやろうとすると大変なことになってしまうということが良くわかった。明日は普段通りのゴルフを心掛けたいです。」

普段通り、笑顔でのラウンドを心掛けてもらいたい。

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