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つるやオープン 2007

ブレンダン・ジョーンズ「毎週、ここでプレーしたいくらい」

それもそのはずだ。米ツアーに参戦した2005年を挟んで、このつるやオープンで連続優勝。
2003年には6位タイ。ここ山の原に来ると、「良いプレーができるような気がしてくるから不思議だね」と、笑ったディフェンディングチャンピオン。

「もう、毎週プレーしたいくらいこのコースが大好きです!」。

この日、ミスと言えるミスは18番くらい。最後にボギーを打ったが、依然として単独トップ。2位と3打差つけて、大会3勝目と連覇のチャンスだ。

毎年、上位に名を連ねているから、関西のファンにもすっかり顔なじみになった。
この日ホールアウト後のサイン会には長蛇の列ができた。
その一人一人に笑顔で声をかけながら、丁寧にペンを走らせた。

そのあと応じたホールアウト後のインタビュー。
「ジャンボさんには、ものすごいたくさんの報道陣が囲むけど、僕にはこれだけ?」と、おどけて笑わせた。

外国勢の優勝を、あまり喜ばないファンも中にはいるかもしれない。
本人も承知の上だ。
以前、こんなことを言っていた。
「・・・だって、たとえば豪州の試合で豪州勢が上位に来ないとやっぱり面白くないもんね?」。
アウェイでの戦いがシビアなのは、万国共通。
「でも、そんな中でも、僕を応援してくれる人だっているから。その人たちのために頑張ろうって、いつも思うんだ」。
なんといっても、底抜けのプラス思考が彼の強みだ。

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