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ANAオープン 2007

3位タイの増田伸洋「僕は泥臭いゴルフが持ち味」

日本予選を突破して、初のメジャー舞台を踏んだのは6月の全米オープン。その直後から「曲がりだしたら、止まらなくなった」。ショットに精彩を欠き、24位終わった8月のサン・クロレラ クラシックを挟んで予選落ちが6回、棄権が1回。

「早くなんとかしなくちゃ」と、焦るほどに身も心も縮こまった。
「ますます曲がり出した」と苦笑いで振り返る。

それだけに今週、久しぶりの決勝進出は嬉しかったという。
「曲がってもどっからでも拾う泥臭いゴルフが僕の持ち味。思い切ってやろう。これまでの鬱憤を晴らそう」と、この日3日目は「大いに開き直って」プレー。

今週のドライビングディスタンスは、3日間平均288.17ヤード(ランク11位)。
本来のパワーゴルフで、降りしきる雨もなんのその。
8番でティショットを「シャンク」したが意に介さず、3メートルのパーパットを入れてピンチもしのいだ。

難コンディションの中、68をマークして通算5アンダー。
ホールアウトしたときは首位と2打差の5位タイにいた。
「上が8アンダーで止まってくれたら僕にもチャンスがある」と、祈るように話していたが、終わってみれば、首位と1打差。
「やるよ、明日は頑張るよ〜」。
ガッツポーズに、がぜんやる気がみなぎった。

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