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【4R】近藤共弘、増田伸洋ら予選通過へ境界線の戦い

4日目のファイナルQTは、予選ラウンドの最終日。上位90位タイに入らなければ、残り2日間を戦うことはできない。今年は最終的に、カットラインはトータル2アンダー。その境界線をめぐって、シード権を喪失した男たちはしのぎを削っている。

トータルイーブンパーからスタートの近藤共弘は、5番でダブルボギーをたたいたものの、4つのバーディを奪い、トータル2アンダーの74位タイで何とか滑り込み。

「毎日1回OBが出ている」と、ショットの不安定さを嘆き、「グリーンの傾斜がきつくて、パットも入ってくれない」と、ビッグスコアを出せないことにもどかしさを感じている。ただ「残り2日で10アンダーくらい出すゴルフをしないと」と、気持ちは前向きだ。

同じくイーブンパーから発進の増田伸洋は、7バーディ、1ボギーの66とスコアを6つ伸ばし、トータル6アンダーの36位タイにジャンプアップ。1番でティショットを木の向こう側に打ち込んだもの、うまく出すことができてバーディを奪い、流れに乗ることができた。

「(昨日までと)そんなに変わっていないけどね。順位は気にせず(スコアを)伸ばしていかないと。2ケタ以上は行かないと話にならない」と、さらなる上位進出を狙う。

「毎日いろんなものを削りながらやっている」と、トータル4アンダーの60位タイにつけた市原弘大が語っているように、日々神経のすり減らし。残り2日、戦い終わった先のゴールはまだ読めない。

なお、シード権喪失組では、平塚哲二、C・ニラトの二人が、予選通過を果たせなかった。

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