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セガサミーカップゴルフトーナメント 2005

韓国のI・J・ジャンが、ベストスコア65をマークして4位タイ浮上

昨年8月、やはり北海道で開催されたサン・クロレラクラシック。その年、ファイナルQTランクの資格しか持たなかったI・J・ジャンは、現地ウェイティング制度で出場のチャンスを伺ったが、わずかの差で出番が得られなかった。

そのままスゴスゴと帰るのも癪だと、ジャンはそのまま現地に残り、地元の友人たちと「北海道ミニツアー」と銘打って、道内のゴルフ場を転々とプレーしてまわった。
「そのときに、洋芝の研究がたくさんできたんですよ。今日は、それが生かせたかな」。
この日2日目は、アイアンショットで次々とピンに絡めてチャンスを奪った。前半18番のイーグルを含む65は、この日のベストスコアをマーク。前日2日目から36ホール連続ボギーなしのラウンドで、一気に2打差5位タイで優勝争いに加わった。

今週は、「ラッキーボーイ」を引き連れている。
キャディのジャレット・ラブさんは、昨年のサン・クロレラクラシックでジャンと同じ、韓国出身のY・E・ヤンと初タッグを組んで、初優勝へと導いた。
以来、仲間うちでラッキーボーイと呼ばれるようになったのだが今週、ヤンは全英オープンの休養をとるために欠場。

ジャンにもスコット・ピンズさんという専属キャディがいるのだが、ピンズさんが今週は夏休みを取りたい、と言い出した。
「だから今週は、お互い余り者同士で組むことにしたんだけどね。やっぱり、彼はラッキーボーイみたいだ」と、惚れ惚れと見直したジャン。
やはり、今回も“初タッグ”でこうしてまた優勝のチャンスを迎えることができて、ますますラブさんの株が上がりそうだ。




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