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〜全英への道〜 ミズノオープン 2016

I・J・ジャンも「今年こそイギリスへ!」

スタートティに飾られた全英オープンと同じ型の優勝杯「クラレットジャグ」。渡辺さんとしみじみと眺め渡して、「行きたいね〜」
韓国勢だって、日本のお笑いはチェック済み。「安心してください。僕にはスーパーキャディがいますから」。少々ブームは去りつつあるが、今年一世を風靡したギャグで、初日の好調ぶりを表現したベテランだ。

倉本昌弘の専属キャディだった渡辺宏之さんとの二人三脚は、やっぱりいい。
折り返して10番で、右ラフからの2打目を左のバンカーに入れて、3メートルのきわどいパーセーブも、この日のピンチはここくらい。

最後の18番では、10メートルのバーディトライをねじ込んだ。
「やっぱり、スーパーキャディと一緒だと、安心してやれる」と、渡辺さんへの全幅の信頼で好発進がした。

昨年は、この“日本予選”で悔しい思いをした。今大会の上位2人と、初戦から今大会の次週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」までの“日本予選ランキング”の上位2人にもらえる全英オープンの出場権。

「去年、私はランキングのほうで、良いところまで行っていた」。しかし、次週の宍戸は昨年最終日の17番で、なんとダブルパーの「8」を打った。あとで聞けば、所属先「ER」の社長さんが、16番で「もう大丈夫」と確信して、結果を見ないままに渡英の準備だ、とチケットを買いに出かけてしまったらしく、このときばかりはこう言いたかった。
「安心しないでください!」と・・・。
「最後まで、ちゃんと応援しておいてくだされば」とはこの人のいつもの冗談だが、今年こそ逆に恩人にこう言ってあげたい。
「安心して下さい。イギリスに、連れていってあげますから」。
43歳のベテランも、メジャー出場はまだ。「今年こそ、行きたい」。今年こそ、みすみすチャンスは逃さない。

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